ハクビシン

住宅等建物の天井裏で鳴き声や、動き回る足音、壁際の天井に染みが発生、天井から水が落ちてきた等、猫が天井にいるように思われる場合、ハクビシンが天井裏に生息していることを疑って下さい。
  • 防除方法は簡単に侵入させないことです。


[追い出し方法]
  1. ナフタリンやショウノウ等の防虫剤小袋を天井に多量にばらまくと、早ければその日のうちに出ていきます。効果が無くなれば、再度侵入してきます。
  2. 住宅の周りに木酢液をまきます。欠点として効果がある場合と、ない場合があります。また、効果期間が短いです。
  3. 侵入ヶ所が特定できている場合は、防鳥網により、侵入ヶ所に出口封鎖及び足が絡むように取り付けてあれば、1~2日で出ていきます。しかし、出て行ってから1週間以上そのままにしておくと、再度侵入します。
[侵入防止方法]
  1. [追い出し方法]の①を行って、天井裏の音がしない状態で、侵入ヶ所を頑丈な物で塞ぎます。
  2. 再度侵入した場合は、[追い出し方法]の①と、上記①を繰り返します。


ネズミ

天井裏で小さな動物が走る音や鳴き声、かじる音がする。このような時は、外より侵入して建物内に生息し始めたと思って下さい。
防除方法は侵入させない事又は排除することです。


  1. 侵入ヶ所の特定が必要です、よくある場所は床下の部分では、基礎部分に開けられた、給排水管の取り入れ部分、床下換気口の破損、齧り被害、取付不備等、外側では排水管、外壁などの隙間、樹木、雨トヨの縦の部分が考えられます。
  2. 侵入ヶ所が特定できたら頑丈なもので塞ぎます。たとえば、基礎の部分であればモルタル、換気口の場合はステンレスネット等があります。用途に合わせて使用して下さい。
  3. 塞ぐだけでいなくなるのは、夜間に通ってきている場合です。普通はその場所に生息していますから捕獲等の方法を考慮してください。
  4. 活動が確認できなければ生息及び侵入していない、ということです。


ハチ

日当たりの良い場所に巣を作ります。ムシを食べてくれる益虫ですから危害が及ばなければそのままにしておいてください。

スズメバチは5~6月にとっくり状の巣を作り少数のハチを育て、その後、その巣を捨てて、大きな巣を作り始めます。


ミツバチが突然やってきて、樹木などに群がっている場合は何もしないでも2~3日で移動する場合が有ります。また、雨を待つか、水を掛けると移動する事が多いです。
(注: 水をかけた場合は、刺される危険性があります。)




  1. 防除方法は5~6月頃に住宅周りをハチが飛んでいないかよく確認し、ハチの行動から巣を確認し駆除することです。
  2. 殺虫剤はピレスロイド系の物で、5メーター位先まで飛ぶ殺虫剤を選択する事。
  3. ハチが飛んできても刺されない防具を着用すること。
  4. 不安に思ったら専門業者に依頼する事。


アリ

住宅の中にアリが多数侵入してきた時は侵入経路を調べて下さい。




  1. 家に入り込んだアリは掃除機で吸い取るか、粘着シールで巻き取ってしまった方がすばやく処理ができます。また薬剤を使用する場合は室内用エアゾール(殺虫剤)か誤食防止用の食毒剤を使用して下さい、使用するものは用法用量を守って使用して下さい。なお、室内用エアゾール(殺虫剤)が使用できるのは、室内に観賞魚等がいない場合です。
  2. 外から侵入している場合は、外部基礎面の20センチ位の所に粉剤をぶつける様に撒くことで侵入しているアリが駆除できます。食毒剤の使用でも駆除できます。


シロアリ

4月後半から5月に掛けて風呂場や玄関、台所等住宅の中でハネアリが大量に発生した時は、掃除機で吸い取るほうが簡単です。繁殖の為に出てくることと、発生した場合は2~3回発生することが多い。なお、室内用エアゾール(殺虫剤)が使用できるのは、室内に観賞魚等がいない場合だけです。



  1. 専門業者に依頼して良く床下および外回りの調査をしてもらい、結果報告を受けた後、駆除する部分を決定して下さい。決定権はお客様に有ります。